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今元気に遊んでいる園児達の心臓が突然止まるなんて、予想もされていないと思います。ただ、世の中に絶対はないと言われますが、心臓だけは、いつかは絶対止まります。なぜ、こどもの心臓が止まることを想像しないかというと、おそらく止まる原因をご存知ない方が大半だからだと思われます。近年、乳幼児施設での、死亡事故が多発しています。生まれながらに心臓に疾患をお持ちの子供さんは別として、小さい子供達の心肺停止も、いつ発生してもおかしくありません。
今と一昔前とでは、こどもたちを取り巻く環境の変化により、食生活も変わってきています。食生活が変わってきたということは、子供達の体も昔とは違ってきているということです。発育面であったり、昔なかった病気を発症したり、骨折などをしやすくなったりと、危険に晒される可能性が、大変増加しています。
園児同士の衝突や遊具などからの落下で、胸部周辺を打撲した場合に発生する可能性のある“心臓震盪(しんぞうしんとう)”が、大変懸念されています。
現場に居合わせる可能性かある、すべての方々に学び身につけていただきたいのです。
乳幼児の心停止の殆どが、呼吸原性心停止。かぜや食中毒など感染症が呼吸器系を侵し、発生する心停止もあります。大人と違い、体調変化のスピードが早いことから、短い周期での見回り観察による早期発見、冷静な判断と処置が、保育現場では不可欠となります。
いつ発生してもおかしくない乳幼児の心停止。心停止の場合は、最初に子供の異変に気づいた先生が、冷静に救命処置を開始しなければなりません。
こども達の安全を守るため119番通報と救急蘇生法を実施できるようにしておかなければなりません。