2013年10月17日神奈川:おやつで卵アレルギー発症
おやつで卵アレルギー発症、小2男児が市立の児童クラブで/相模原
2013年10月17日カナコロ
相模原市は17日、同市南区内の市立児童クラブで、卵アレルギーのある小学2年生の男児(8)に卵を使用したおやつを提供した、と発表した。男児はかゆみなどのアレルギー症状を発症、病院で処置を受けた。
市こども育成部によると、男児は11日午後3時10分ごろ、児童クラブで棒アイスを食べた。卵不使用のものもあったが、児童に選ばせる形で一緒に出した。10分後、耳のかゆみを訴えた男児が女性指導員(60)に卵使用の有無を確認したが、指導員は原材料を確かめず食べさせ続けた。
指導員があらためて原材料を確認したところ、卵が入っていた。帰宅後、男児にさらに喉のかゆみや呼吸の乱れが出たため、病院で処置を受けた。
この児童クラブでは、食物アレルギーのある児童には個別におやつを提供していたが、この指導員は「購入担当の指導員から卵使用の有無の説明がなかったので、すべて不使用と思い込んだ」と説明している。
同部は「アレルギーのある児童には直接手渡すなど、マニュアルを見直したい」としている。