2014年9月7日愛知:虫寄せ付けないネットに脚光 老人ホームや幼稚園から注文
虫寄せ付けないネットに脚光 老人ホームや幼稚園から注文
2014.9.7 17:17 msn産経ニュース
国内でデング熱の感染が相次ぐ中、虫を寄せ付けにくい特殊加工を施した防虫ネットがにわかに脚光を浴びている。
開発したのはメッシュ製品の製造販売会社「くればぁ」(愛知県豊橋市)。同社は約10年前に蚊が苦手なヒノキ成分を染みこませた繊維で作った防虫ネット「蚊ガサル」を作ることに成功。マラリアなどの感染症予防のため、約2年前からインドネシアやフィリピンなど海外の介護施設や病院向けに販売してきた。
だがデング熱が流行の兆しを見せ始めたため、インターネットで情報が広がり、国内でも今月から販売を始めた。すでに全国の老人ホームや幼稚園などから100件を超える注文が入っており、同社は増産して対応する予定だ。
蚊ガサルはヒノキの防虫成分が空気中にほとんど溶け出さないことから、人体への影響も少ないという。