2011年2月26日続報:2保育士は不起訴乳児うつぶせ死栃木・日光
2保育士は不起訴 乳児うつぶせ死 栃木・日光
産経新聞 2011年2月26日(土)7時57分配信
日光市の私立保育園で平成20年12月、日光市の会社員、丹羽佳岐さん(47)の長男で生後9カ月だった信嘉ちゃんが昼寝中にうつぶせで窒息死した事故をめぐり、業務上過失致死容疑で書類送検された保育士2人を宇都宮地検が不起訴処分としたことが25日、関係者への取材で分かった。処分は23日付。
事故をめぐっては、両親が21年10月に保育園側を刑事告訴し、県警が22年1月に書類送検していた。地検は「保育士の業務とは関係のない原因で死亡した疑いもある」として、嫌疑不十分と判断した。
両親は22年11月、注意義務や指導監督義務を怠ったとして保育園と県、日光市を相手取り、約6800万円の損害賠償を求める訴えを宇都宮地裁に起こしている。不起訴処分を受け、佳岐さんは「不起訴になったことは残念だ。民事裁判で死亡した経緯が明らかになることを望む」と話した。