2013年12月20日千葉群馬:無認可保育室で乳児死亡母親2人(提訴)
無認可保育室で乳児死亡 母親2人、賠償求め提訴
2013年12月20日20時59分朝日新聞デジタル
個人が運営する無認可保育施設で、うつぶせ寝で放置されて乳児が亡くなったなどとして、千葉県東金市と群馬県太田市の母親2人が20日、それぞれの運営者に対して約3千万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
訴状などによると、千葉県東金市の母親(35)の次女(生後4カ月)は2011年12月22日、うつぶせで寝かされた約2時間後、呼吸がないことが分かり、病院に搬送されたが死亡が確認された。群馬県太田市の母親(20)の長女(生後4カ月)は12年12月29日、仕事帰りに迎えにいった際、目を閉じたまま動かなかったため、救急車で搬送したが、約1時間半後に亡くなったという。
児童福祉法では6人以上の乳幼児を預かる場合は、都道府県に届け出る必要がある。原告側の弁護士によると、千葉県の保育施設は6人、群馬県の保育施設は14人の乳幼児を預かっていたが届け出ていなかったという。原告らは、二つの保育施設の運営者らが掲げていた民間資格の発行元の法人についても、「教育と指導を徹底する義務があった」などとして損害賠償を求めている。